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落葉 [うた]

ヴェルレーヌの詩の訳で上田敏の海潮音で落葉と訳されたあれです。季節は秋です、秋の日のヴィオロンの・・・という有名な詩です。昔はよく漫画で秋の落ち葉を見ながら窓辺で主人公がつぶやく場面に使われていましたが、最近は見ません。最近は詩にせよ和歌にせよ学校で教えないのか知らない人が増えています。故事成語やことわざの類も驚くほど知りません。現代国語も大事だけどいわゆる教養とか嗜みとかも大事にしてほしい気がする。狂歌や川柳だっていい、そういううものに触れる機会がないと消えてしまう。そう言う時代だから、子供番組であっても”にほんごであそぼ”が面白い。”方丈記”平家物語””平家物語””子等を思ふ歌””古今集仮名序”、近代詩では”サーカス””汚れっちまった悲しみに””一つのメルヘン””こころよ””アメニモマケズ””蜂と神様”などなど、歌として覚えるもよし。口ずさめば心にスーッと入ってくる、かな。
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別れの情景 [うた]

黄昏に君が消えて行く
僕は手を振ることもできず
ビルの谷間の心が重くなる
こんな秋の日だから
別れが似合いすぎて
言葉もないほど時間に浸ってる
このまま闇が訪れて
明日が来ないとしても
君を忘れてあげるよ
一番星に囁いた
僕はまた誰かを好きになれる

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氷結 [うた]

手を伸ばせばつかめそうなもの
それでもじっと見つめていたいもの
蜃気楼のようにおぼろげで
淡雪のように柔らかく
それは合歓の花のように儚げに
明日の朝には萎れてしまう
そんな君がいた夏は
今でも心を締め付けて離さない
もう一度会うことも見る事すらできない
追憶が胸の奥に居座ったまま
氷河のように流れて行く
いつか氷の中から現れるだろうか

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誰かが君を待っている [うた]

どうして一人でいるの
誰を待っているの
王子様はもう来ないよ
今ここにある世界から目をそむけないで
君は疲れて見える
強がり言わずに思い切り泣くがいい
壊れそうな現実から逃げようとしても
時は待ってはくれない
だから今思い切ってヒカリヘ踏み出せば
新しい何かが待っている

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白鳥の陵 [うた]

白い鳥よどこまでも飛んで行け
もう誰もお前を止められない
もう誰もお前を戦場に送り出さない
別れた人たちの元へ飛んで行け

在りし日のその雄姿を忘れはしない
雄々しき魂は空を覆い
その力は大地を揺り動かして
悪しき者どもを蹴散らした
一代の英雄の詩を歌おう
その剣の輝く熱田の宮で

白い鳥よどこまでも飛んで行け
どこまでもどこまでも

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秋が来る前に [うた]

日差しが心なしか弱くなったようだ
山々が少し近くなった気がする
入道雲も少し痩せてきたかな
夏がもうどこかへ行ってしまいそうな
そんな午後だから
少しだけ思い出話で時間をくれないか
また秋が来て冬になり
白いブラウスと白い帽子を忘れてしまわないように
ねえ聞いている?
僕のことどう思っているの?
このまま離れたら最後になってしまいそうだから
振り返った時にはもういない
だから今言わせて好きだと

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気になった歌が [うた]

サクラ~卒業できなかった君へ~と言う歌をこの間はじめて聞いた。半崎美子さんの歌でこの人、桑田佳祐のラジオで一押しで紹介されていた。夭折した友を歌った歌は多い、そしてそれが心に響くのは過去に体験したことと重なるからではないだろうか。実は誰もが多感な時期に友を失っていて、それは病や事故など理不尽だと言えるようなことだった。私も高校時代に友を失っている、遠い過去の記憶の中でそれは色あせていない。現実から一方的に排除されたものは心に映すしかできない。同性どうもそうだが異性と、特に好きだった人とはあまりに切ない。ふわふわと登ってゆく君を追いかけて追いつけないのはわかっているし、追い付いてはいけないことも。でも、この歌明るい光の下が似合う。

帰り道 [うた]

夏の夕暮れ帰り道はいつも君とならんで帰る
見上げた茜空に合歓の花
俯いた君の頬も空に染まって綺麗だよ
いつも言いかけて止めた一言が
まるで儚く落ちる合歓の花
手を伸ばして髪を撫でたらもう言葉は消えた
ありがとういつもそう言って別れた
三叉路では泰山木と君の香が重なって
僕は後ろ姿を見送った
ずっとずっと見送った

kagayaki [うた]

城跡への坂道を手をつないで登る
少し汗ばんだ手が恥ずかしい
君は笑いながら僕を見つめる
逃せない時間がここにあるのがわかっているけれど
弱い心が僕の背中を引っ張る
心を決めて抱きしめようとしたら
君は手をほどいて先へと行ってしまった
君を目で追いながら心は駆けていく

制服の白さが梅雨の晴れ間に輝いている
さわやかな風が吹いて君の帽子が飛びそうになる
君を抱きしめてその髪の香を胸に吸い込んだ
甘くて酸っぱくて胸がつぶれるほど
君がもっと好きになる
照れ隠しに木漏れ日見上げて手をかざす
見上げた君にキスをした
君の笑顔に世界が僕が輝いた


梅雨のころと言えば [うた]

雨は基本的に嫌いだが、それでも雨でなければわからないこともある。紫陽花の花と葉っぱのコントラストは雨の日に輝くし増水した川に飲み込まれそうになりながらしっかりと根を張り耐え続ける川辺の木々。水たまりで遊ぶ子供たちとそこに映った晴れ間。傘を回して水の大車輪、どんどん伸びる稲と黄色くなる麦。傘を持って出歩いてこそわかる時間
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